一定期間更新がないため広告を表示しています
「ADLIB」37年の歴史に幕 音楽雑誌「冬の時代」続く(J-CASTニュース)
- 2010.03.31 Wednesday
- -
- 08:48
- comments(0)
- trackbacks(0)
- -
- -
- by i2lcfpkevb
音楽雑誌「ADLIB(アドリブ)」が休刊する。1973年に創刊され、日本で数少ないジャズ系音楽雑誌として親しまれてきたが、音楽業界の業績悪化やインターネットの登場に押され、抗うことはできなかった。音楽雑誌業界は90年代後半以降、「冬の時代」が続いている。
2010年3月19日に発売された「ADLIB」4月号で、次の5月号でもって休刊する旨が発表された。発行元のスイング・ジャーナル社によると、70年代後半から90年代の最盛期には20万部を発行することもあったが、近年は低迷。インターネットの登場や、昨今の音楽業界の不況と、それに伴う広告収入の減少などが響き、休刊を決定するに至った。
■90年代後半以降、休刊相次ぐ
同誌は1973年に創刊。ジャズ、フュージョンを中心にAORやソウル、ニューエイジなど「大人が聴く音楽」を扱うことで知られる。最新号の表紙はギタリストのジェフ・ベック。特集の「J-フュージョン最新事情」では、T-SQUAREなど日本のフュージョン系ミュージシャンのライブ情報を掲載している。
編集部によると、4月19日に発売される最終号では、37年の歴史を振り返る特集を組む予定だという。
音楽雑誌業界は90年代後半以降厳しい状況が続いている。98年に40年以上の歴史を持つ「ミュージック・ライフ」が休刊したのを皮切りに、「音楽と人」「Pop Beat」「GiRL POP」など数多くの有名誌が姿を消した。
今回の「アドリブ」休刊に関して、音楽評論家の加藤普さんは、
「日本でジャズを扱っている月刊の音楽誌は『アドリブ』のほかに『Swing Journal』や『jazz Life』など数誌しかないのですが、そのうち1つがなくなるという意味では衝撃ですね。残り少ない絶滅危惧種みたいに思っていたのが遂になくなってしまいました」
と語る。
■ネットの登場で雑誌の役割なくなる
ジャズ雑誌の多くは、ジャズ喫茶がまだ日本に多くあった70年代に創刊している。『アドリブ』は最盛期に発行部数20万部(公称)を誇った。だが、90年代後半に雑誌全体の売上が減少し始める。CD売上も同時期から減少し続け、レコード会社も雑誌に広告を出す余裕がなくなってしまった。加えて、インターネットの登場だ。加藤さんは、
「雑誌にはストックしてアーカイブ化するという役割がありましたが、ネットを見るといつでも情報を手に入れられるんです。ジェフ・ベックで検索すれば、それこそ60年代のヤードバーズ時代から見ることができます。素人の情報でもプロより詳しく書かれていることもありますし、もう机の上に雑誌をストックする必要はないんです。寂しいですが、今回の休刊も、時代の流れの象徴でしょうね」
と話している。
■関連記事
『THIS IS IT』の美人女性ギタリスト 「正統演奏」が30代以上世代にうける : 2010/02/03
Charと大物ギタリストの熱いトークが2冊の本に : 2009/04/27
「奇跡」の未発表新作登場 天才・ジミヘンが弾く「歴史」 : 2010/03/12
データ失ったときのショック度 「個人情報」より「写真、音楽」 : 2009/12/18
「オフィスラブの予感を感じたとき」聴きたい音楽は? : 2009/09/24
・ <京都大>卒業式、今年も仮装登場…でも少なめ(毎日新聞)
・ 【新・関西笑談】「経済」を語ろう。(3)俳優 國村隼さん(産経新聞)
・ 訃報 金嬉老さん81歳=寸又峡事件の元受刑者(毎日新聞)
・ <サケ>石狩川支流で50万尾の稚魚放流(毎日新聞)
・ EXILE事務所が1億所得隠し=東京国税局(時事通信)
2010年3月19日に発売された「ADLIB」4月号で、次の5月号でもって休刊する旨が発表された。発行元のスイング・ジャーナル社によると、70年代後半から90年代の最盛期には20万部を発行することもあったが、近年は低迷。インターネットの登場や、昨今の音楽業界の不況と、それに伴う広告収入の減少などが響き、休刊を決定するに至った。
■90年代後半以降、休刊相次ぐ
同誌は1973年に創刊。ジャズ、フュージョンを中心にAORやソウル、ニューエイジなど「大人が聴く音楽」を扱うことで知られる。最新号の表紙はギタリストのジェフ・ベック。特集の「J-フュージョン最新事情」では、T-SQUAREなど日本のフュージョン系ミュージシャンのライブ情報を掲載している。
編集部によると、4月19日に発売される最終号では、37年の歴史を振り返る特集を組む予定だという。
音楽雑誌業界は90年代後半以降厳しい状況が続いている。98年に40年以上の歴史を持つ「ミュージック・ライフ」が休刊したのを皮切りに、「音楽と人」「Pop Beat」「GiRL POP」など数多くの有名誌が姿を消した。
今回の「アドリブ」休刊に関して、音楽評論家の加藤普さんは、
「日本でジャズを扱っている月刊の音楽誌は『アドリブ』のほかに『Swing Journal』や『jazz Life』など数誌しかないのですが、そのうち1つがなくなるという意味では衝撃ですね。残り少ない絶滅危惧種みたいに思っていたのが遂になくなってしまいました」
と語る。
■ネットの登場で雑誌の役割なくなる
ジャズ雑誌の多くは、ジャズ喫茶がまだ日本に多くあった70年代に創刊している。『アドリブ』は最盛期に発行部数20万部(公称)を誇った。だが、90年代後半に雑誌全体の売上が減少し始める。CD売上も同時期から減少し続け、レコード会社も雑誌に広告を出す余裕がなくなってしまった。加えて、インターネットの登場だ。加藤さんは、
「雑誌にはストックしてアーカイブ化するという役割がありましたが、ネットを見るといつでも情報を手に入れられるんです。ジェフ・ベックで検索すれば、それこそ60年代のヤードバーズ時代から見ることができます。素人の情報でもプロより詳しく書かれていることもありますし、もう机の上に雑誌をストックする必要はないんです。寂しいですが、今回の休刊も、時代の流れの象徴でしょうね」
と話している。
■関連記事
『THIS IS IT』の美人女性ギタリスト 「正統演奏」が30代以上世代にうける : 2010/02/03
Charと大物ギタリストの熱いトークが2冊の本に : 2009/04/27
「奇跡」の未発表新作登場 天才・ジミヘンが弾く「歴史」 : 2010/03/12
データ失ったときのショック度 「個人情報」より「写真、音楽」 : 2009/12/18
「オフィスラブの予感を感じたとき」聴きたい音楽は? : 2009/09/24
・ <京都大>卒業式、今年も仮装登場…でも少なめ(毎日新聞)
・ 【新・関西笑談】「経済」を語ろう。(3)俳優 國村隼さん(産経新聞)
・ 訃報 金嬉老さん81歳=寸又峡事件の元受刑者(毎日新聞)
・ <サケ>石狩川支流で50万尾の稚魚放流(毎日新聞)
・ EXILE事務所が1億所得隠し=東京国税局(時事通信)
- コメント
- コメントする
- この記事のトラックバックURL
- トラックバック
- calendar
-
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
- sponsored links
- selected entries
- archives
-
- June 2010 (2)
- May 2010 (3)
- April 2010 (7)
- March 2010 (14)
- February 2010 (24)
- January 2010 (4)
- recent comment
-
- 口蹄疫 拡大続く宮崎も梅雨入り 防疫作業遅れ懸念(毎日新聞)
⇒ ふにゃバット (06/04) - 口蹄疫 拡大続く宮崎も梅雨入り 防疫作業遅れ懸念(毎日新聞)
⇒ ジェームズ (05/13) - 口蹄疫 拡大続く宮崎も梅雨入り 防疫作業遅れ懸念(毎日新聞)
⇒ ハミィ (04/20) - 口蹄疫 拡大続く宮崎も梅雨入り 防疫作業遅れ懸念(毎日新聞)
⇒ ガトリング白銀 (01/10) - 口蹄疫 拡大続く宮崎も梅雨入り 防疫作業遅れ懸念(毎日新聞)
⇒ ソルバルウ (01/02) - 口蹄疫 拡大続く宮崎も梅雨入り 防疫作業遅れ懸念(毎日新聞)
⇒ ナーマソフト (12/24) - 口蹄疫 拡大続く宮崎も梅雨入り 防疫作業遅れ懸念(毎日新聞)
⇒ 晶太郎 (12/19) - 口蹄疫 拡大続く宮崎も梅雨入り 防疫作業遅れ懸念(毎日新聞)
⇒ きんちゃん (12/17) - 口蹄疫 拡大続く宮崎も梅雨入り 防疫作業遅れ懸念(毎日新聞)
⇒ パイン (12/13) - 口蹄疫 拡大続く宮崎も梅雨入り 防疫作業遅れ懸念(毎日新聞)
⇒ 夜沢課長 (12/09)
- 口蹄疫 拡大続く宮崎も梅雨入り 防疫作業遅れ懸念(毎日新聞)
- links
- profile
- search this site.
- mobile